電話:048-962-1200

埼玉県越谷市東越谷3丁目8−13

呼吸器感染症

呼吸器感染症について

呼吸器感染症

咽頭や喉頭、気管支、肺などの呼吸器には、空気の出入りを通じて外部のウイルスや細菌が侵入感染症を引き起こすことがあります。気道や肺に炎症が起こり、咳や痰、発熱、胸痛、呼吸困難などの症状がみられます。
呼吸器感染症にはいわゆる風邪症候群やインフルエンザも含まれており、日常的によく見られます。但し、肺結核や肺炎などの可能性もあるため、当院では臨床化学分析装置などを用いて感染症検査を行います。これによって感染症を鑑別し、適切な治療につなげていきます。

予防も大切です

呼吸器感染症のリスクを減らすには、日常生活での注意点が幾つかあります。具体的な予防策として、効果的なのが手洗いやうがいの励行です。ご承知の方も多いと思いますが、人込みではマスクを着用し、飛沫感染を防ぐことも有効です。さらに、規則正しい生活や栄養バランスの良い食生活を心掛け、十分な睡眠をとり、体調を整えることも大切です。

風邪症候群

風邪自体はごくありふれた病気です。しかし「風邪は万病のもと」とも言われるように、風邪をこじらせると色々な病気に進展しかねません。たかが風邪と侮らず、症状が気になったら早めに受診することをお勧めします。治療に関しては、仕事や家事を休んで安静にし、症状に応じて鎮咳薬や去痰薬など、諸症状を軽くするための薬を服用します。風邪はウイルス感染によるものがほとんどであり、一般的に抗生物質を使用することはありませんが、細菌感染が疑われた場合には抗生物質での治療を行うことがあります。

肺炎

主に細菌やウイルスなどの病原微生物が肺に感染して炎症を起こす病気です。呼吸器の防御機能が病原微生物を排除できなかった場合や、病気やストレスなどのために免疫力が落ちている時など、感染力が防御力を上回った場合に起こります。肺炎の原因菌としては肺炎球菌、インフルエンザ、マイコプラズマが多くを占めています。中でも肺炎球菌が最も多く、65歳以上の方や慢性疾患を抱えている方は肺炎球菌ワクチンによる予防が推奨されています(有効率60~70%)。また、高齢者や脳梗塞後遺症など嚥下機能が低下している人では誤嚥性肺炎を起こすことが多いため、普段からの口腔ケアだけでなく食事中にむせたり、せき込むことが多くなったと感じたら早目にご相談いただくことが大切です。

肺結核

肺結核は、空気感染によって結核菌が体内(主に肺)に侵入することで発症する感染症です。結核菌に暴露されて感染する確率は約30%であり、その中で発病する確率は約10%と言われています。発病した場合には抗結核治療が必要ですが、感染しても発病しなかった場合を潜在性肺結核症と言い、発病リスクが高い患者には6か月間の予防内服治療を行います。結核との鑑別が必要な病気として非結核性抗酸菌症があります。結核と症状や画像所見は似ていますが、人から人への感染がないことが大きな違いです。診断は喀痰検査、胸部レントゲン・CT、インターフェロンγ遊離試験でおこないます。結核の患者数は減少傾向にありますが、未だ日本は中蔓延国であり決して過去の病というわけではありません。現在も新たな患者が出ており、早期発見・早期治療を心がけることが大切です。初期症状は風邪によく似ていますが、2週間以上にわたって咳や痰、血痰、微熱、寝汗が続く場合は早めにご相談ください。

そうま呼吸器アレルギークリニック

院長
相馬 亮介
診療内容
内科 呼吸器内科 アレルギー科
電話
048-962-1200
所在地
〒343-0023
埼玉県越谷市東越谷3丁目8−13
アクセス
  • 越谷駅より徒歩15分
  • バスでお越しの方
    朝日バス「東越谷三丁目」下車徒歩2分

診療時間

日祝
9:00~13:00
14:30~17:00

▲土曜日*9:00~14:00
休診日:水曜・日曜・祝日
受付は30分前までですが、込み具合により変わる可能性があるので、お電話でご確認ください。